物が増える、溜めこむ人の3つの原因や特徴と解決方法|物を増やさない人はこうしている!

【はじめに】
物がどんどん増えてしまう人、家じゅうが物だらけになってしまう人に共通の特徴や原因があります。
物は勝手に増えたり自然発生することはありません。
自分の癖や行動を見つめてみることから始めていきましょう!
一方、物を増やさない人やため込まない人がどうしているのかを知ることも大切ですので、ご参考になさってください。
目次
100円ショップの分厚い茶碗とバカラのグラスはどちらが割れやすいでしょう?







私は決して100円ショップの商品を馬鹿にしているわけではありませんので誤解しないでくださいね。
気持ちの問題なのです。
安い物だと、「どうせ100円だし・・・」という気持ちを持たないでしょうか?
一方、高価な物だと壊れないようにしなきゃ!って丁寧に扱いますよね。
服でも同じではないでしょうか?
ユニクロ、GU、しまむらなどのファストファッションの服と、ブランドの服ではどちらを大事に着ていますか?
安い服は洗濯機で洗い、色落ちや縮みはある程度は仕方がないか!って思いませんか?
ブランドの服はクリーニングに出して長持ちさせようとしますよね。
また買えばいいか!が物を増やして、ため込む原因
本当は値段やブランドには関係なく、物を長く使えるように丁寧に扱ってこそ、物を大切にしていると言えるのです。
だけど、それなりにお金を持っている日本人は、壊れたら、傷んだら、無くなったら、「また買えばいいや!」って思うのです。
だから余計に、安い物の扱い方が乱暴になったりするんです。
「どうせ100円だし・・・」
「まぁ、100円だからすぐに壊れても仕方がないか!」
「安い服だから着なくなっても損をした気にはならないし・・・」
こうして、また新たに物を買っていきます。
かと言って、前の物を処分するかと云うと・・・・・・、せずに取っておきます。
「ちょっとフチが欠けただけだから」
「部屋着かパジャマにしようかな」
こうして、物はため込まれてドンドン増えていきます。
新旧交代すれば、まだ物は増えないのですが、旧はそのまま眠りに入り、新は新たに追加されていくのです。
あえて安い物を買わないという手段をとる
物を増やさない人は、あえて安い物を買わないという選択をしています。
昔の人の言葉ですが、
安物買いの銭失い
という教えがあります。
決して、100円ショップの商品やファストファッションの衣類を買わないようにしましょう!と言っているのではありません。
最近の100円ショップやファストファッションの商品は品質も良くなっていますので、昔のようにすぐにダメになったりしません。
ただ、安い物を買ってしまうと雑な使い方になって、すぐに壊してしまうので、また買うことになります。
または、すぐに飽きたりして使わなくなったり着なくなったりするんです。
そうして、また新たに買う。
安い物を買ってしまうと、何度も何度も買うはめになるので無駄な出費が増えるというわけです。
大事なのは、物に対しての気持ちの持ち方なんです。
本当は値段で物の扱い方を変えるのは良くない事です。
だけど、どうしても経済的に不自由がなくなった日本人は、値段を基準にしてしまいがちなんです。
そこで、同じ買い物をするのであれば、あえて安い物を選ばないという選択も必要なんです。
ある程度の値段がする物を買う時には、慎重になるはずです。
充分吟味して選ぼうとするはずです。
本当に自分が欲しい物、使いたい物、似合う物を買おうとします。
イギリス人は高い食器を買って使います!
イギリス人は紅茶をよく飲みますよね。
ティーパーティもしたりしますよね。
ウェッジウッドのカップなど高級な食器を買って使っています。
そして、それらは来客用だけではなく、自分たちの普段使いにもしています。
その背景には、食事や紅茶を飲む時に、より美味しく楽しみたいと考えるからです。
日本人のように来客用の食器を別に持つことはしません。
だから、食器の数も厳選されてて多くはありません。
日本人はいつ来るか分からない人のために、食器をたくさん蓄えています。
そして、高級な食器を持つことで丁寧に扱うので長く使えることを知っているのです。
本来、日本人もそうだったはずです。
だけど、今の日本人は普段使いは100円ショップの食器で、高い食器は来客用として使わずにしまい込んでいます。
根本的に、間違った方向に進んでいっている気がしてなりません。
「いつか使うかも」で物を溜めこむ
物を増やしため込む人の2つ目の特徴は、
「いつか使うかも」で考える癖を持っている。
「いつか」って考えている時点で、物を粗末にしています。
物が捨てられなかった私ですので、その気持ちはすごく分かります。
でも、自分の過去を振り返ってみても、「いつか」はいつまで経ってもやってきませんでした。
ただ単に、物を処分できない言い訳なんです。
処分する罪悪感から逃げたいだけなんです。
物をしまい込んで、「捨てる」から解放されたいんです。
「自分は捨ててはいないよ」って、自分をなぐさめているんです。
捨てられない人ほど、物をたくさん捨てています!
自分の過去を振り返っても、捨てられないって言っている人ほど、物をたくさん捨てていることに気がつきました。
例えば、衣装ケースに何年もしまい込んだままの衣類、使いもせずに食器棚に入れっぱなしの食器たち、押入れやクローゼットの中身を忘れた段ボールや紙袋、開かずの部屋の物たち、屋根裏部屋や物置に置きっぱなしの物たち・・・・・・
それらの物たちは、既に捨てているのと同じではないでしょうか?
確かに、家の外には捨ててはいませんが、家の中に捨てているのではないでしょうか?
「捨てられない!」って云う人ほど、家の中にたくさん物を捨てているのです。
だって、長いこと見たこともない、使ってもいない、そもそも家の中に存在している事さえ忘れているのです。
それって、間違いなくもう既に捨てているんです。
「いつか」ではなく、「今」どうなのか?で考えましょう!
今、自分にとってどうなのか?で考えるようにしませんか?
今の自分にとって必要なのか?
この意識を持つようにしていきましょう。
私は「これどうしようかな?」って思った時には、何か使える方法が思いついた時には取っておいて使ってみます。
でも、何も思いつかない時には、今の自分には必要じゃないんだとお別れするようにしています。
例えば、ジャムの瓶。
いつか使うかもって考えるのではなく、今何か使い道を思いついたのであれば捨てなくてもいいのです。
唐辛子やシナモンなどを入れる容器に。
ボタンなどの小物入れに。
ネジやクリップの入れ物に。
次の用途が思いつくのであれば、捨てるのはモッタイナイことです。
ドンドン再利用してやる方が物も喜ぶはずです。
本来は、そうした行為を<物を大切にする>と言っていたのです。
何かに使えるかも?で物を溜めこむ
物を溜めこむ人の3つ目の特徴は
「何かに使えるかも」で考える癖を持っている。
「何かに使えるかも」で考えるのは大変危険なんです。
ヨエヨレのタオルでも、何かに使えるかもって考えると取っておこうとしてしまいます。
雑巾にでもしようってため込むので、雑巾予備軍のタオルがたくさん溜まっていきます。
だけど、普段使っている雑巾は100均で買ってきた物を使っていたりします ^^;
ヨレヨレオのタオルやフキンを溜めこまない方法
物は、先程の「いつか使うかも」と同じように、「何かに使えるかも」という未来で考えてはいけないんです。
例えば、ヨレヨレになったタオルやフキンを「いつか・・・」とか「何かに使えるかも」って考えてはいけません。
でも、多くの方がタオルやフキンなどを溜めこむ原因は、形がそのまま残っているからです。
だから、雑巾や洗車に使おうかなって取っておくのです。
私は使い古したタオルやフキンは、切り刻んでしまいます。
形をわざと崩してしまうのです。
だから、キッチンや洗面所にはハサミを常備しています。
そして、切った布はキッチンや洗面所、玄関に置いておきます。
キッチンでは、油料理をしたフライパン、カレーやシチューの鍋をぬぐうのに再利用します。
コンロ周り、シンクの掃除などいろいろ使えて便利です。
キッチンペーパーを使わないのでエコです。
洗面所のシンクやお風呂場の掃除にも使えます。
玄関に置いておけば、靴磨きや濡れた靴を拭く、玄関の掃除にも使えます。
私は、「物は捨てる前にもうひと働きさせてお別れ」を心掛けています。
最後まで使ってやれば、処分する時の罪悪感やモッタイナイからも気持ちが解放されます。
いかがでしたでしょうか?
お役に立てましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あとがき
私が提唱しているキセキの片付けとは、<奇跡>と<軌跡>です。
片付けは多くのキセキを生み、育みます。
身の回りを片付けることで、必ずあなたに小さな<奇跡>が生まれます。
そして、<軌跡>とは、「小さな点の集まりがもたらす図形」、「自分が歩んできた足跡」と云う2つの意味があります。
たとえ小さな片付けでも必ずスッキリキレイな環境と云う図形を作っていきます。
たとえ小さな片付けでも続けてることで自分の足跡を残していけます。
<奇跡>や「軌跡>は、幸せをもたらすキセキです。
小さなキセキは意外に自分にも起こせるものなのです。
小さな奇跡の積み重ねが、自分の軌跡になっていきます。
100円ショップの頑丈な茶碗と高級ブランドのバカラのグラスでは、どちらが壊れやすいと思いますか?
どちらが長持ちすると思いますか?