あと片付けができない人、いつもテレビや照明をつけっぱなしにする人の2つの原因と改善策
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あと片付けができない人、いつもテレビや照明をつけっぱなしにする人の2つの原因と改善策

【はじめに】

私が提唱しているキセキの片付けとは、<奇跡>と<軌跡>です。
片付けは多くのキセキを生み、育みます。
身の回りを片付けることで、必ずあなたに小さな<奇跡>が生まれます。
そして、<軌跡>とは、「小さな点の集まりがもたらす図形」、「自分が歩んできた足跡」と云う2つの意味があります。
たとえ小さな片付けでも必ずスッキリキレイな環境と云う図形を作っていきます。
たとえ小さな片付けでも続けてることで自分の足跡を残していけます。
<奇跡>や「軌跡>は、幸せをもたらすキセキです。
小さなキセキは意外に自分にも起こせるものなのです。

 

自分が使った物なのに、自分が脱いだ服なのに、自分であと片づけができない人が少なくありません。

テレビやトイレなどの照明がいつもつけっぱなしでスチッチを切らない人もいますよね。

口うるさく何回も注意しても、なかなか直りません。

その原因が、脳科学で最近ようやく分かってきました。

簡単に云うと、脳の悪い癖が原因なんです。

「じゃあ、仕方がないね」って諦めないで下さいね ^^。脳の習慣化はあなたの意識と行動でいつでも変えることができますよ。

思い当たる節のある方やご家族がいらっしゃる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

改善できるヒントがきっと見つかるはずです。

大事なポイントをいくつも書いていますので、スマホのスクロールはゆっくり動かして読み落としのないようにしてください。

 

脳科学から解明できてきた原因

どうしてあと片づけができない人はいつまでもできるようにならないんだろう?

テレビや照明をつけっぱなしにする人はなぜ消さないんだろう?

デキる人とデキない人の差は何だろう?

親の遺伝?

血液型?

とにかくやろうとしないから?

誰も教えてくれなかったから?

長年、本当の原因が分かっていませんでした。だけど、ここにきて脳科学で少し解明できたことがあります。

 

結論から申し上げますと、自分の脳を甘やかしているからです。

なぜあと片づけをしなくちゃいけないのか?なぜテレビや照明を消さなきゃいけないのか?目的があいまいなんです。

自分は困らないから。誰かがやってくれるから。あと片づけは楽しくないから。

脳は「効率」という名の楽を考えます。

楽ならまだいいのですが、「横着」という名の手抜きを考えようとします。

いったん覚えた横着(手抜き)は、脳をさらに甘えさせてしまい、面倒くさい方には治そうとしません。

 

目的の違いが原因!

私たちは何か目的がないと行動を起こしません。

あと片づけができない人やテレビなどをつけっ放しにする人は、この「目的」に原因があると分かってきました。

 

例えば、テレビをつけるという目的は、もちろん「テレビを観るため」ですよね。

子どもでも大人でも、この一つの目的しかありません。

それでは、テレビを消すという目的は何でしょうか?

●見て終わったから
●おもしろくないから
●もう寝るから

って答えそうですよね。だけど、これらは目的ではなくて理由です。

テレビを消す理由ではなくて、何のために消すのかと云う目的です。

 

大抵はこういう答えになりますよね。

●つけたままだと電気代がもったいないから

いざ訊かれると考えるので、こう答えるかもしれませんが、はたしていつもそう思っているでしょうか?

いつも、そう思っているという方はちゃんと消すでしょう。

いつも、その意識が低い人は消さずにつけっぱなしにするでしょう。

「何のために」という目的をちゃんと持っている人、常に意識している人にならなくてはいけないんです。

 

自分が困らないからという意識

服を着るのを面倒くさく思う人はほとんどいないはずです。

それは、着ないと自分が困るからです。パジャマで学校や仕事に行くわけにはいきませんからね。

一方、脱いだ服をたたんだり、洗濯機に持って行くことをしない人は、しなくても自分は困らないからです。

婚活会社の社長から聞いた話があります。

最近の女性は、1人暮らしを経験した男性の方が人気があるそうです。理由は、とりあえず家事ができる男性が多いからだそうです。

つまり、1人暮らしの人は脱いだ服を自分で片付けたり、洗濯機に入れなければ自分が困るからです。

「可愛い子には旅をさせろ!」と言いますが、将来の我が子のためには一人暮らしを経験させるのは、生活力を身につけさせるためには必要かもしれませんね。

 

誰かがやってくれるからという意識

自分が使った物なのに、なぜ自分であと片づけをしないのか?

自分がつけたテレビや照明なのに、なぜ自分で消さないのか?

「誰かがやってくれるから」という甘えの意識を持っているからです。

自分があと片付けをしなくても、母親や妻がやってくれるから脳を甘えさせてしまうのです。テレビをつけっぱなしにしても、誰かが消してくれるという甘えを持っているからです。

気がつくと誰かが片付けてくれてるし、スイッチを誰かが消してくれていることを繰り返していると、誰かがやってくれたことにさえ気がつかなくなっていきます。

そして、それが当たり前になってしまうと、脳の中では自分はあと片づけやスイッチを消したつもりになってしまうのです。

 

幼い頃から母親が何もかも手を出してやってしまうと、子どもはそれが当たり前になってしまいます。

置きっぱなしにしている物は、手を出さずにそのままにしておくのも場合によっては必要です。

学校の制服を脱ぎっぱなし、ご主人がYシャツや靴下を脱ぎっぱなしにしているのも、時には放ったらかしにしてみてはいかがでしょうか?

明日着ていく服がないって困るのは自分なんだと自覚させることも、甘えの脳を改善していくための鍛錬と考えてください。

 

使う(着る)の目的は楽しさがあるけど、片付けの目的には楽しさが感じられないから

私たちは物を使うとか、服を着るとかの目的には、何かしら「楽しさ」を感じます。

特に、遊びやデートに出かけるとか、旅行やパーティに行く時は服を着る「楽しさ」があります。テレビのスイッチをつけるのも、観たい番組を観るという楽しさがあります。

一方、服を脱ぐ行為やその服を片付ける行為には「楽しさ」を感じられません。

楽しくない事には人は興味を持ちませんし、やろうともしません。

 

確かに、あと片づけや電気を消すという目的には「楽しさ」はないかもしれませんが、物を持ち、物を使う以上、楽しくなくてもやらなければいけないんです。

それをしたくないのであれば、厳しいことを申しますが、物を持ったり使うことをしてはいけません。

人間だけは物がなければ生活もできないし、生きていくこともできないのです。他の動物と一番違う点です。

だから、人として生まれたからには、やりたくなくてもやらなきゃいけない宿命なのです。

 

結果やゴールがイメージできるのとできない違いから

服を着るという結果やゴールはイメージしやすいですよね。だから、コーディネイトは楽しいですよね。

物を使う時には目的がハッキリしていますし、楽しさもあるので結果やゴールがイメージできるのです。

だけど、あと片づけが苦手な人にはこの結果やゴールがイメージできないのです。

 

一方、あと片づけが得意な人は、片付けるとキレイになって気持ちがいいという結果やゴールがイメージできます。

そして、一番重要な結果やゴールは、あと片づけをしたキレイになっている状態ではありません。次に使う時に捜さなくて済むとか、すぐに見つかる、すぐに使えるという未来(先)に本当のゴールがあります。

ビジネスの世界でも、片付けができる人は仕事がデキる人、成績も評価も良い人が多いのは、先を読むことができる脳を持っているからです。

常に自分の脳を甘やかさず、鍛錬しているわけです。

 

教えてもらわなくてもできること、教えてもらわなければできないことの違い

これも脳科学で分かってきたことです。

例えば、テレビのスイッチをつけるという行為は、人に教えてもらわなくてもできるようになります。

だけど、テレビのスイッチを消すという行為は、必ず人を介して教えてもらわなくてはできるようにならないのです。

それは、先ほどお話ししましたように、どうして消さなきゃいけないのかという目的を教えてもらう必要があるからです。

 

服を着るのも、ある程度の年齢になれば子どもでも自分で着れるようになります。

だけど、脱いだ服をたたむとか、洗濯機に持って行くというのは誰かが教えなければ、いつまでも自分ではできませんし、楽しくもなさそうなことを自ら進んでやろうともしません。

つまり、あと片づけやスチッチを消すという習慣を身につけさせようと思ったら、「どうして」と云う「目的」をロジック(論理的)に教えていかなくてはいけないのです。

 

頭ごなしに「片付けなさい!」、「何回も同じことを言わせないで!」と怒鳴ってみても、脳は論理的ではないことには拒否反応をします。

論理的に説明するのが面倒くさいから、つい怒鳴ってしまったり、自分で片付けた方が早いわってなっちゃうんですね。

少なくとも自分の事は自分で済ませるようにしないと、困るのは自分なんだと云うことを説明してあげてください。

子どももある程度の年齢になると聞く耳を持ってくれなくなります。成人になると余計に「うるさい!」って拒否反応をします。

幼児をお持ちの方、5歳までがチャンスです!

5歳までに身についた習慣や癖は一生抜けません。我が子の未来のために、親は鬼になる事も必要です。

甘えの脳を子供の時に作ってしまうと、一生我が子はできないまま苦労をすることになります。

 

最後まで見届けていない、確認していないという癖

 

あと片づけが苦手な人、テレビや照明のスチッチを消さない人のもう一つの特徴は、最後まで見届けていない、確認しないという癖を持っています。

例えば、ペットボトルや瓶などのキャップがいつも最後まできちんと閉めていない人がいますよね。

部屋のドアや押入れ、クローゼットなどの扉、タンスの引出しなどが開いたまま、ちょっとだけ開いてる人。

席から立ったあと、イスが引きっぱなしになっている人。

ゴミ箱のまわりにゴミが落ちている人。

最後までちゃんと終わったことを見届けたり確認していないんですね。

 

ゴミを捨てる時にゴミ箱の位置は見るのですが、捨てる時にはもう目はよそにいっています。

テレビをつけっ放しにしがちな人は、実際は消す操作をしているのかもしれません。だけど、違うボタンを押したりして、テレビがちゃんと消えたかどうかまで確認していないことも多いです。

自分は消したつもりになっているだけなんです。

これは完全に癖になっている行為です。自分ではそんな癖になっていることを自覚できていません。

だから、こう言うのです。

「ちゃんと捨てたよ。」、「消したよ。」って。

 

自覚できていない癖は誰かが指摘して教えてあげなくてはいけません。そうしないと、いつまでも自分はできてる、やってると錯覚しています。

あとで言っても効果がないので、その瞬間に言ってあげてください。

「ゴミ箱見てないよ!」

「テレビ消えてないよ!」

証拠が明らかな時に教えてあげなければ効果がありません。

決して、欠点探しやいじめるためにするのではありませんので、悪意を持った言い方には絶対にならないでくださいね。

 

いろいろなことをお話ししましたが、もしもあなた自身があと片づけが苦手な人でしたら、全部一気にやろうとしないでください。

ストレスを感じてしまっては元も子もありませんからね。

自分に思い当たることがあれば、そこから一つずつ見つめ直してみてください。

テレビがちゃんと消えたかどうか確認する、ドアが最後まで閉まったかどうか見届ける、こうしたちょっとした意識と行動の変化が、あなたの習慣や癖を改善してくれます。

脳を甘えさせず、常にチャレンジさせることで成長していきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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failingman

failingman

全国で3%しかいない男の整理収納アドバイザーの佐藤亮介です。
※整理収納アドバイザーはNPOハウスキーピング協会が認定している資格です。
モノ屋敷だった私は「整理」に出会い、生き方さえも変わりました。整理istとして「捨てる」を第一歩としない「整活」を提唱しています。
整理・掃除・洗濯の3S講師として全国を講演やコンサルタントとして活動しています。
※整理istと整活は私の登録商標です。

また岡山をメイン会場に下記のセミナーを開催しています。
●整理収納アドバイザー2級認定講座
●書類や写真の整理とクラウドファイリングセミナー
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