物の整理が苦手な方へのアドバイス!まずは断捨離せずに(捨てずに)活かす事から始めよう!

【はじめに】
私が提唱しているキセキの片付けとは、<奇跡>と<軌跡>です。
片付けは多くのキセキを生み、育みます。
身の回りを片付けることで、必ずあなたに小さな<奇跡>が生まれます。
そして、<軌跡>とは、「小さな点の集まりがもたらす図形」、「自分が歩んできた足跡」と云う2つの意味があります。
たとえ小さな片付けでも必ずスッキリキレイな環境と云う図形を作っていきます。
たとえ小さな片付けでも続けてることで自分の足跡を残していけます。
<奇跡>や「軌跡>は、幸せをもたらすキセキです。
小さなキセキは意外に自分にも起こせるものなのです。
片付けが苦手な方は、まず物が捨てられないとおっしゃいます。
物が捨てられない方は、片付けができないとおっしゃいます。
つまり、「捨てる」ということが自分のハードルを高くしてしまっているのです。
片付けの第1歩は「整理」からです。
そして、整理の第1歩は「捨てる」ではありません。
私はこれまでに多くの方の整理をお手伝いしてきました。
物が捨てられない方に対して、「捨てる」サポートをしていません。
まずは、物をもう一度「活かす」ということから始めていただきたいのです。
私が提唱している「整活」についてお話しいたします。
お役に立てれば幸いです。
どうぞ最後までスマホのスクロールはゆっくり動かしながら読み落としのないようにお願いします ^^
今の日本人は物だらけです!
持っていない物はないっていうくらい物を所有していますよね。
物に埋もれて、どこに何があるのか分からないから、いざと云う時にすぐに見つからない状態です。
つまり、その状態は「人」が「主」と書く「住まい」ではなくて、物が主になっている「物置」に近い状態です。
物を捜すという行為は物に振り回されている状態です。
人が物を管理したりコントロールしなければいけないのに逆になっているんです。
断捨離ブームは余計に整理ができない人をつくった!
そこで数年前からブームになっているのが「断捨離」です。
「要らない物」を捨ててスッキリキレイな家にしていきましょう!って感じです。
つまり「捨てる」という手段しか解決できる方法はないって洗脳されすぎていないでしょうか?
そもそも、あなたにとって「要らない物」って、どれだけありますか?
あまり無いのではないですか?
要るか?要らないか?って訊かれたら、要るんです。
随分着ていない服だって、要るか、要らないかって言われたら要るんですよ。
そうじゃなくて、本当は「今使ってるか?使っていないか?」ではないでしょうか?
「気に入ってるか、気に入っていないか」とか「役に立ってるか、立っていないか」が本当の分け方ではないでしょうか?
私は「断捨離」を否定しているわけではありませんが、あまりにも「捨てる」だけが一人歩きしてて、かえって捨てられない人を苦しめているような気がします。
本来の日本人は「捨てる」が第1歩ではなかったはずです。
「捨てる」は最終手段として考えていたし、実際にそうしていました。
では、日本人は何から考えていたかと云うと「活かす」です。
整活と休眠打破
毎年春になると、天気予報やニュースで今年の桜の開花はいつだろう?って話題になります。
その中で「休眠打破」って言葉が出てくることがあります。
桜は来年の春に咲く新芽を夏につくりますが、すぐに眠りに入るそうです。
そして冬の寒さで眠りから目をさます。これを「休眠打破」と呼ぶそうです。
これは私が提唱している「整活」に通じてるなって感じたんです。
「整活」は、物を整理して今はもう使っていない物たちをもう一度何らかの方法で活かしてやりましょう!という意味です。
日本人の生活文化に根差していたのは「活かす」です。
「捨てる」よりも先に「活かす」を考えていたから、かつての日本人は世界一のシンプルライフを実現していたんです。
だから、いろいろな知恵や工夫力を持っていたんです。
例えば、昔は和紙と墨で書いていましたよね。
その紙は捨てずに畳の下やふすまの中に使って、除湿、防虫、断熱効果として活用していました。
または回収する人がいて和紙をもう一度白い和紙に再生していました。
残飯も捨てずに回収されて肥料に再生して販売していました。
かつての日本は世界一の環境先進国だったと言われています。
休眠打破で物をもう一度活かすことが優先です!
今多くの家で眠ったままの物たちを眠りから目覚めさせてはいかがでしょうか?
まずは、もう一度使ってやることはできないか?とか、もう一度着てやれないか?って考えることが優先ではないでしょうか?
それでもやっぱりもう必要じゃないのなら、自分以外の人に活かしてあげられないかとか、資源を守るために活かせないかって考えてみるべきではないでしょうか?
例えば、寄付という方法。古着などの買取りに出してリユースする。
廃品回収などのリサイクル原料として出す。欲しい人がいたら譲ってあげる。
物を活かす方法は「捨てる」以外にもいろいろと存在しています。
捨てて燃やされたり埋められたら、もう物の役割は終わってしまいます。
折角生まれてきた物の命を解放してあげてほしいのです。
これこそが「休眠打破」です。
眠っている物たちは休眠打破して百花繚乱になる!
そして小平奈緒選手が言っていた「百花繚乱」。
いろいろな花が一斉に咲く様子をオリンピック競技の選手に例えた言葉ですよね。
物たちは、もう一度活かされれば、いろいろな場所で花を咲かせるのではないでしょうか?
これこそが、日本人が培ってきた「物を大切に使う」教えではないでしょうか?
さぁ、あなたも早速クローゼットの服を休眠打破してあげてください。
食器棚の食器たちを目覚めさせてあげてください。
まずは、もう一度着てみる、使ってみることから始めてみませんか?
その時、あなたは自分の気持ちに正直に向き合えるはずです。
正直に向き合った時、あなたにとって本当に必要な物なのか、もう必要じゃないのかの答えが出るでしょう。
「捨てる」はそれからでも遅くはありませんからね。
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