衝動買いをやめたいけどやめられない私は買い物5ルールと10の方法でしなくなった!

【はじめに】
私は人一倍、衝動買いと新し物買いの人間でした。
だからドンドン物が家じゅうに溢れていきました。
いくら頑張って物を手放しても、また新たに物が増えるわけですから、いつまでたっても家の中がスッキリキレイになりません。
そこで気が付きました。
物を手放すと云う「引き算」も大事だけど、物を買うと云う「足し算」も減らしていかなければいけないんだと。
私は買い物で欲しい!って衝動的になった時には、自分に5つのハードルをつくりました。
それをクリアしなければ買ってはいけない!というマイルールです。
衝動買いが治らない、減らしたい、抑えたいと思っているあなたのお役に立てば幸いです。
目次
衝動買い、新し物買いを抑える5ルール
それでは、衝動買いと新し物買いだった私が脱却できた5つのマイルールをご紹介します。
ただ、これはあくまでも私のルールですので、全部があなたに合うことではないかもしれません。
だけど、私のマイルールを参考にしていただいて、ご自分なりのマイルールを作ってみることが大切だと思います。
マイルール1:今すぐ必要?今すぐ買わなくちゃいけないの?
私がお店で、「あっ、これいいな~、欲しいな~」って思った時に、まず最初に自分自身に確認するのが、
今すぐ要るの?
今すぐ買わなくちゃいけないものなの?
と訊きます。
ただし、この「今すぐ要るの?」、「今すぐ買わなくちゃいけないものなの?」のハードルは、すぐに乗り越えてしまいます。
「うん、今すぐ欲しい」、「今すぐ買いたい」ってね ^^
だけど、それでいいんです。
あえて、最初のハードルは低くしておく方がいいんです。
衝動買いをしそうになっている自分は判断力が鈍っています。
とにかく「欲しい」、「買いたい」の気持ちが強く優先している状態です。
そんな自分に、
「こんなの買わなくていいだろう!」
「どうせ使わないだろう?」って、強く否定的なことを言っても言うことをききません。
自分を少しずつ落ち着かせていくための低いハードルが大切なんです。
だけど、ここで終わってしまってはレジに向かってしまいますので、次のハードルを用意しているのです。
マイルール2:本当に使うの?手入れはちゃんとする?
第一関門を乗り越えた自分には次のハードルの確認が待ってます。
買うのはいいけど、ちゃんと使うのか?
手入れはちゃんとするのか?
あたり前のことですが、買って帰る以上はちゃんと使うのか?着るのか?をもう一度確認します。
実際にそれを使ったり、着ているシーンを想像してみます。
何かちょっとでも違和感やイメージが出ないようでしたら、買うのはやめた方がいいです。
それはまさに、脳が衝動的になっているだけなので、実際の使っているシーンが想像できない状態になっている証だからです。
そして、物には手入れが必ず必要です。
服は洗濯したり、クリーニングに出したり、シミができたらシミ取りしたり漂白したり、ボタンが取れれば付け直したりしなければいけませんよね。
靴やバッグは時々は拭いたり、磨いたりしなくてはいけません。
包丁やまな板などのキッチン用品は、研いだり、洗ったり、除菌したりしなくてはいけません。
掃除機や洗濯機だって、時々は中を拭いたり、除菌したり、フィルターのホコリを取らなくてはすぐに壊れてしまいます。
私たちが所有している全ての物には、何らかの「手入れ」が必要なんです。
手入れを怠ってしまうと、早く壊れたり汚れたりして、物の寿命は短くなってしまいます。
それは、物を大切に使っていないということで、粗末にしているわけですよね。
買いたくなった時に、「ちゃんと手入れをする覚悟はある?」って自分に問います。
ここで大抵は、買いたい衝動がクールダウンしてきます。
だって、「手入れ」って面倒くさいじゃないですか ^^;
そして、最大の手入れとは、「あと片づけ」です。
使い終わった後、服を脱いだ後、物を使い終わったあとには必ず「あと片づけ」という作業が待っています。
「あと片づけ」と云う手入れを怠ったり、面倒くさがるのであれば、物を買うことはしてはいけません。
いくら、いろいろな物を持ってても、いくらオシャレな服をいろいろ持ってても、家や部屋が散らかっている人は物を粗末にしているからです。
物を粗末にして雑に扱うので、物の寿命は短くなってしまい、また新たに買うという行動になってしまいます。
そうして、また物が増えるという悪循環です。
それでも、強い衝動買いのモチベーションになっている時には、これでも言うことをききません。
そこで、第3のハードルを用意しているのです。
マイルール3:最後まで使い切る覚悟は?
第1位関門、第2関門を突破した衝動買いの欲望は強敵になっています。
第3ハードルは、今までよりも自分に厳しい問いをぶつけます。
おまえ、最後までちゃんと使い切るんだろうな?
最後まで面倒を見る覚悟は?
犬や猫などのペットを飼う時には、最期まで面倒をみる覚悟をもっていなければ飼う資格はありませんよね。
仔犬や子猫の時には可愛いけど、大きくなったら可愛くなくなるので放ったらかしでいいやなんて思わないはずです。
しつけもしなくちゃいけないし、散歩にも連れて行かなければいけません。病気になれば病院に連れて行き、死んだら埋葬してやらなくちゃいけません。
それは、物だって同じです。
手入れも必要だし、そして最後まで面倒をみてやらければいけないんです。
自分が買ってきたり、もらってきたんです。
その自分がその物に対しての飼い主であり責任者です。
例えば、私は以前こんなことがありました。
大型文具店にファイルを買いに行った時のことです。
「針を使わないエコホチキス」に目が留まったんです。
〝へー、すごいな。環境問題についても話している整理ist 佐藤亮介としては、これを買って使わなくては!〝と手に取りレジに向かいかけました。
第1、第2ハードルは乗り越えましたので、第3ハードルになりました。
そこで私は自分にこう訊きました。
〝これを買って帰ると今使っている針のホチキスは使わなくなるよね。それどうするの?〝
この一言で私の買いたい衝動はクールダウンです。
まだ使えるホチキスを使わずに放ったらかし、または処分する方がエコじゃないって気がついたんです。
今使ってるホチキスが壊れたら、次はこれを買おうって、ファイルだけ買って帰ることができました。
どんな物だって、いつかは壊れたり破れたり汚くなっていきます。
服は流行遅れになったり、サイズが合わなくなったりするでしょう。
その時に、あなたは処分できる覚悟はできていますか?
お別れして手放す覚悟はできていますか?
他人は誰もしてくれません。
買ってきたり、もらってきた人が最後まで責任もってやらくちゃいけないのです。
途中でその責任から逃れようと、しまい込んでしまう行為こそ罪が重いと感じます。
ほとんど場合は、ここで気持ちが折れて買うのをあきらめていくのですが、一応私は整理のプロ、整理ist 佐藤ですので、最後まで面倒をみる自信があります ^^
だけど、この自信が逆効果になって第3ハードルを乗り越えてしまうことがあるのです。
そんな時には、次のハードルに進みます。
マイルール4:今持っている物で代用できないの?
第1、第2、第3ハードルを乗り越えてくると、ほぼ気持ちはレジへ直行間近状態です ^^;
買いたくて欲しくてたまらないのです。
そこで、私は今度は優しく自分にこう訊きます。
今、持っている物で何とかならないの?
実は、この優しいささやきが私には効果を発揮するのです。
言い換えれば「代用できる物を持っていないの?」ということです。
皆さんも同じだと思いますが、幸せなことに今の私たちは、持っていない物はないっていうくらいにいろいろな物を持っていますよね。
服だって、靴だって、バッグだって、アクセサリーだって。
冷蔵庫、レンジ、洗濯機、掃除機、テレビなど、最低限必要な家電製品は揃っていますよね。
キッチンアイテム、文具、食器、カトラリー、衣装ケース、タンス、使いきれないくらい持っていませんか?
服を新しく買ってきても、結局似たような服を買ってたりします。人の嗜好って決まってるんですよね。
だったら、買わなくても代用できたはずです。
例えば、私は以前こんなことがありました。
100円ショップに市場調査に行った時、個人情報消しグッズに出会いました。
スティック状の先端がインクのローラーになってて、郵便物の住所や名前、書類の一部分などを一発で黒塗りできるという便利グッズです。
〝おお、これいいじゃん!買って帰ろうかな?〝
その傍には、刃が5,6本付いたシュレッダーはさみも売っていました。
〝おお、これもいいじゃん!〝
2つを手に取りレジに向かいかけました。
でも、ちょっと待てよ。
そこで私は自分に問いかけました。
〝今、持っている物で何とかならないのか?〝
すると、脳は少し冷静になってきて
〝そうか、太字の黒マジックで塗ればいいだけか!持ってるハサミで切り刻めばいいだけか!〝
たとえ100円でもお金です。
100円だからいいか!って思わないようにしたいものです。
冷蔵庫の中を整理整頓したくて、100均に行ってケースを買ってこなくても、家には余ったタッパー容器やジャムの空き瓶があるんじゃないでしょうか?
お風呂用洗剤がなくなったら買いに行かなくても、台所洗剤や窓用洗剤や液体洗濯洗剤があるんじゃないですか?
汚れを落とすために石油から人工的に作られた合成洗剤に、どんな違いがあるのでしょうか?
私はボディソープが切れてもあわてません。洗面所のハンドソープを代用すればいいと考えます。
家の中や身の回りをもう一度冷静になって見回してみましょう!
代用できる物は今の日本人の家にはたくさんあるはずです。
マイルール5:また捨てる苦しみを味わいたいのか?
それでも、言うことをきかない自分が時々現れます。
そんな時には、最終手段として強烈な爆弾を落とします。
おまえはまたあの捨てる苦しみを味わいたいのか!
私は過去、物が捨てられない物だらけの住人でした。
そこから脱出するために大量の物を捨てました。
その時に、充分すぎるほど「捨てる」苦しみや辛さを経験してきました。
特に、まだ使える物を捨てるって、本当に辛いものです。
だから、今でもその辛さや苦しみだけは絶対に忘れないようにしています。
そんな私なので、〝おまえはまたあの捨てる苦しみを味わいたいのか!〝という自問には、〝参りました!〝と土下座をしてしまいます ^^;
まぁ、だいたいはこの5つのハードルで私の脳の衝動はおさまります。
だから、逆に言うと、この5つのハードルをクリアできた物は本当に自分にとって必要な物なんです。
実際にこうして買った物は、長く気に入って使い続けていますし、服なども大切に着ています。
この面倒くさい5つのハードルのマイルールのお陰で、今の私は物が増えません。
せっかく辛い思いをして物を厳選できたのに、またあの頃の物だらけにリバウンドしてはより一層辛くなってしまいます。
皆さまも、ここまでハードルを作らなくてもいいですが、買う時に自分に対して自問するということをしてみてはいかがでしょうか?
また、この5つのマイルール以外にも、私が日頃衝動買いをしないために気をつけている事があります。
ご参考になればと思い、以下にご紹介させていただきますので続けて読んでみてください。
安さだけで買わない!あえて高い方を買う!
最近、買い物をしている人の会話に違和感を感じます。

物を買う時の動機が「安さ」になっているのが気になるんです。
100均やファストファッションなど、物の価格が安くなって買いやすくなったのは嬉しいことですが、「安さ」が買う時の一番の優先順位になっているのは良くないですよね。
中には、安いからまとめて買おう!とか、安いから同じ服なのに色違いを買っちゃおう!という人もいます。
そうして、まとめて買って帰っても実際に使ったり着る物は限られてしまって、結局は無駄な出費になっている人も少なくないのです。
私は物によっては、あえて安い物は買わないようにしています。
安い物を買ってしまうと、どうしても心の中で、「どうせ安かったから」という気持ちがでてしまって、雑に使ってしまうんです。
あなたは、安い服と高い服では、どちらが食べこぼしをしませんか?
どちらの服の方がキレイさが長持ちしますか?
私は高い服の方が食べこぼしのシミはつきにくいし、キレイさも長持ちします。
それは、高い服だと食べる時に気を付けているからです ^^
高い服は、洗濯をする時にも洗剤や洗い方に気を付けたり、クリーニングに出したりするのでキレイが長持ちするんです。
ユニクロやしまむらの服だと、そこまで気を使わないのではないでしょうか?
この意識は決して良くはないことですが、どうしても人は「値段」で扱い方が変わってしまうのです。
だからと言って、いつも高価な物ばかりを買っているわけではありません ^^
たとえ、傘でもビニール傘は買わない。
食器でも100均よりも、せめてニトリで買う。
珈琲や紅茶のカップは、奮発してウエッジウッドを。
そんな感じです。
少なくとも、「安さ」が物を買う時の一番の動機になってはいけないと考えています。
1つの用途にしか使えない物は買わない!
今の日本人は、「限定」が大好きな国民だと言えます。
「〇〇用」とか「〇〇タイプ」という用途が限定されている方を好む傾向にあるんです。
それを一番象徴しているのが洗剤や芳香剤です。
私はセミナーでよく次のような質問をします。皆さんもちょっと考えてみませんか?
あなたはトレイ用洗剤で食器を洗う気になりますか?
すると、多くの方が、〝それは無理です〝とお答えになります。
それでは、お風呂用洗剤なら食器は洗う気になりますか?
すると、これも多くの方が、〝それは無理です〝とお答えになります。
それでは、窓ガラス用洗剤なら食器は洗う気になりますか?
すると、これも多くの方が、〝それは無理です〝とお答えになります。
どうして、多くの方は「無理です」とお答えになるのでしょうか?
では、次の質問はいかがですか?
食器用洗剤でお風呂やトイレや窓掃除はできますか?
すると、多くの方は〝それだったらできます!〝とお答えになるんです。
なぜ、逆ならいいのでしょうか?
その答えは次の2点です。
- トイレ用って書いている洗剤ですから食器に使うのは不潔な気がする。
- 〇〇用って書いているので、それにしか使っちゃいけないと思うから。
確かに、トイレ用ブラシで食器を洗うのは私も嫌です ^^;
だけど、同じ洗剤なのに何が違うのでしょうか?
合成洗剤は、元々は石油から人工的に汚れを落とす成分を添加して製造している物です。
汚れが落ちさえすれば、どの洗剤だって目的や効果は同じではないでしょうか?
「トイレ用」という用途や商品名が、あなたを迷わせているのではないですか?
「トイレ用」の洗剤を食器洗いに使うなんて・・・って感じでは?
もしも、食器用洗剤の容器に黙ってトイレ用洗剤を入れてても、あなたは何も気が付かずに使うはずですよね。
または、食器用洗剤ならトイレやお風呂掃除に使っても構わないという人がほとんどです。
これって、やはり〇〇用と云う商品名がイメージを勝手に作ってしまっている証拠なんですね。
実際に、例えば食器用洗剤の表示をご覧になってみてください。
「お風呂掃除やトイレ掃除に使わないでください。」とは書いていないはずです。
他のお風呂用、トイレ用などの洗剤も同様です。
または、パナソニックのアラウーノという便器は、レバーを引くと水と一緒に洗剤が流れて便器を洗ってくれます。
その洗剤はアラウーノ専用の特別な洗剤ではありません。ご家庭の台所用洗剤を注入口に入れておくのです。
ということは、台所洗剤でトイレを掃除しても構わないということですよね。
でしたら、他の洗剤を〇〇用以外に使用しても全然大丈夫と言うことではないでしょうか?
芳香剤だって、玄関用、トイレ用、寝室用などと用途別の商品名が多いですよね。
同じラベンダーの香りなのに、何が違うのでしょうか?
玄関用を他の場所に使っても構わないわけですよね。
世の中には、こうした〇〇用商品が溢れています。
「お弁当用ミートボール」、「朝食用鮭の切り身」、「襟袖用洗剤」、「スニーカー・上履き用洗剤」、「鍋用ポン酢」等々。
日本人には、〇〇用という用途限定や商品名にした方が売れるんです。
中身はほとんど同じでも日本人には売れちゃうんです ^^
1つの物で複数の用途に使う事例
私は物を買う時には、これは他にも何か使えるかな?って考えます。
例えば、窓掃除に便利なスクイジーとシャンパーと云う道具があります。
この2つがあれば、あっという間に窓掃除が終わります。
だけど、私は窓掃除にしか使えない道具だったら買いませんし、セミナーでも皆さんに勧めたりしません。
だって、窓掃除ってせいぜい月に1回程度じゃないでしょうか?
月に1回しか使わない物なら、他の道具や方法で掃除をする方がいいです。
そこで考えました。
他にも何か使えないだろうか?
すると、いろいろ使えるってことに気がつきました。
●お風呂掃除の時に、鏡や窓以外にも壁や床をシャンパーで洗ってスクイジーで水気を取る。
●洗面所の鏡にも。
●洗車にも使えます。
●シャンパーはゴワゴワしたタオル地なので、網戸のホコリ取りに。
●玄関のたたきの掃除にも。
●シャンパーはフローリングのワックスがけにも。
1つでこれだけの用途に使えるのであれば、使用頻度が多くなるのでご家庭に持っていてもいいと判断します。
他にも、例えばブックエンドであれば、普通は本や雑誌を倒れないようにするグッズだと考えてしまいますよね。
でも、「物が倒れないようするグッズ」だと考えたら用途は広がりませんか?
●バッグを間に入れて収納する。
●下駄箱の中に設置して、靴を分割して収納する。
●スリッパ立てにする。
●キッチンでフライパンや鍋、鍋ぶたを縦収納に。
●冷蔵庫の冷凍室や野菜室の中に設置して、食材を立てて収納できます。
ファイルボックスは、あなたでしたらどのような用途ができますか?
想像力を膨らませてみてください。これはファイルボックスではなく、プラステックの四角い箱と考えてみてください。
私でしたら次のような用途で使ってみます。
●ファイルボックスを横にして、その中にシーズンオフの靴を収納します。
●横置きなら帽子の収納にも使えます。
●立ててバッグの収納にします。
●食器棚で大皿を立てて収納します。
●ゴミ箱にだって最適です。
物の用途や商品名に固執しないでください。
1つでいろいろな用途に使えると考えたら、物を多く持っていなくても汎用できるので、物が増えるのも防止できますよね。
そして、買い物の時にも慎重になるので、無駄な買物はしなくなっていくんです。
ゴミ袋に入らない物は買う時には慎重に!
私が物を買う時に重点ポイントにしていることがあります。
ゴミ袋に入るかどうか?です。
もしくは、捨てる時に簡単でお金がかからないか?です。
物はいつかは処分する日がやってきます。
その時に、簡単に処分できる物かどうかを気にしておく必要があると思います。
その基準が、≪ゴミ袋に入るか、入らないか≫です。
ゴミ袋に入る物でしたら、まだ処分もできますが、ゴミ袋に入らなければ厄介ですよね。
例えばこんなこともありました。
風呂ブタを多くの家では使われていますよね。
だけど、カビやヌメリがすぐに発生して汚くなりますよね。
もしくは、いつかは壊れてしまいます。
私の家の風呂ブタが壊れてきたので買い替えようと考えました。
だけど、そこで気がついたんです。
〝今の風呂ブタはゴミ袋に入らないから、どうやって処分しよう?〝
結局、糸のこで切断してゴミ袋に入れて処分しましたが、面倒くさかったんです。
それで、また風呂ブタを買ってしまうと、今度また処分する時に厄介なことになるぞ!って考えました。
これはやっぱり買わない方がいいかも。
だけどお湯が冷めるのは何とかしなければ。
そこで、思いついたのがお湯の上に置く保温シートです。
実際に使ってみると、なんと風呂ブタよりもお湯が冷めにくかったんです!
そして、風呂ブタよりも洗うのが簡単だし、何と言っても処分する時にゴミ袋に入るので簡単です。
リサイクル法が施行されて、家電製品の処分は簡単ではなくなり、お金もかかってしまう時代です。
いざ処分する時のことも無視して買っては、あとで痛い目にあってしまいます。
捨てるのに面倒くさかったり、けっこうなお金がかかってしまうと、処分せずに家の中にしまい込んでしまいます。
もう使えない物を家の中にしまい込んでいるのは、ゴミ屋敷の始まりになってしまいます。
皆さんも、買う時に処分するのは簡単か?お金はかからないか?ということも充分考えてから決断するようにしてください。
ネットショッピングは「欲しい物リスト」に入れて保留にする
私はよくネットショッピングを利用して買い物をしています。
でも、今は私だけではなく多くの人が何かしら利用しているのではないでしょうか?
引退した安室奈美恵さんもインタビューで、〝最近、ハマってる事はありますか?〝って訊かれて、〝通販とネットショッピングです!〝って答えていましたね ^^
特に、Amazonや楽天には「ゆりかごから墓場まで」って感じで何でも売っていますので、見ると欲しくなってしまいます。
以前の私は欲しいと思った商品をすぐにカーと入れて注文していました。
ある意味、買い物って快感やストレス発散になるんですよね。
実際、ご自宅の片付けサポートに伺うと、Amazonの箱が未開封で何個も部屋にあったり、値札やタグが付いたままの衣類がクローゼットに掛かっていたりするのを結構見ます。
これって、まさに「買う」という行為で満足してしまっているわけです。
私はこのネットショッピングでの衝動買いも何とかしなければと考えました。
そこで、思いついたのが、≪一旦保留にする作戦≫でした。
Amazonにも楽天にも、「ほしいものリストに追加する」ボタンがあります。
私は、これいいな~、これ欲しいかもって思った商品はすぐにカートには入れず、一旦「欲しい物リストに入れるようにしました。
この方法にしてみて気がついたんです。
「欲しい物リスト」の中をめったに見ることをしていないって。
たまに見ることがありますが、どうしてこんな物を欲しいって思ったんだろう?っていう商品がほとんどです。
これって、やっぱり衝動買いの兆候なんですよね。
冷静になってみると、ほとんどの商品に魅力を感じないんです。欲しいと思わないんです。
私はこの方法で、ネットショッピングの買い物がグ~ンと激減しました。
〝買わなくてよかった~〝
〝無駄なお金を使うとこだった~〝
ぜひ、皆様も「欲しい物リスト」を活用なさってみてください。
衝動買いがかなり抑えられますよ。
服は試着せずに買うべからず!
以前、私は知り合いのコーディネイターから注意されたことがあります。
佐藤さん、試着をせずに服を買うのはやめましょう!
それまでの私は、いちいち服を脱いだり着たり脱いだりの試着は面倒なのでしないこともありました。
ジャケットやコートなどは羽織るだけなのでいいんですが、ポロシャツ、Yシャツ、Tシャツ系はせいぜい鏡の前で合わせてみるだけです。
女性の中には下着や水着まで試着する人もいるって聞いてビックリしました。
試着をせずに買って帰って着てみると、なんか違うなぁ、サイズがちょっと合わないなぁ、なんてこともよくありました。
確かに、同じMサイズでもメーカーやブランドで違うんですよね。
〝たとえ、ユニクロとかのファストファッションでも試着せずに買うべからず!〝って言われたからは、ちゃんと試着してから決めるようにしています。
今まではいい加減な買い方をしていたってことと、試着するようになってからは確かに衝動買いが減ったことに気がつきました。
友達や店員が似合うよって言っても信じない!
心理学の植木理恵さんがおっしゃっていました。
心理学では、仲の良い友達と買い物に行くのは危険行為ということが実証されているんです。
これには2つの理由があるそうです。
1つは、友達が服やアクセサリーを買うのを見ると、自分も欲しくなる衝動に襲われやすいからだそうです。
いくら仲がよくても、ある意味女性ってライバル意識が強いのかもしれません。
もう一つは、仲の良い友達から〝あっ、それ似合ってるよ。〝、〝それ可愛い!〝って言われると、購買意欲が倍増するそうです。
仲が良ければいいほど、相手を信用しているので、〝この人がそう言っているのなら間違いはないだろう〝って思うそうです。
ただ、植木先生がもう一言付け加えていたのは、〝女性は自分が一番大事なので、似合っていなくても似合うって言って無駄遣いさせることもあるんですよ。〝
女性の植木先生がおっしゃるのですから、確かな事なんだ~って思ってしまいました ^^;
または、ショップの店員さんも絶対に似合わないって言いませんよね。
迷っていればいるほど、ついその一言で決めちゃうこともありますよね。
でも、自分で服を選ぶのが苦手な私は、ずっと前から数人の店員さんと仲良くなっています。
仲良くなれば、私の事をよく知ってくれているし、私が前に買った服も覚えてくれているので、上手にアドバイスしてくれます。
〝それは佐藤さんには似合わないかも〝って正直に言ってくれます ^^;
とにかく、友達や店員さんの言うことは信じずに、自分でちゃんと判断ができる人になりたいものです。
人に対しての見栄や比較で買おうとしていないか?
私はよく見栄や比較で物を買っていました。
例えば、iPhoneです。
新し物好きもあって、毎年新機種が発売されるたびに、誰よりも早く買い買えていました。もちろん壊れてもいないのにです ^^;
それは、ただ自慢したいからです。
〝俺、もう新しいiPhoneを持ってるんだよね~〝って感じです。
見栄の塊です 笑
しょせん、その見栄は1ヶ月もすれば効力はなくなります。多くの人も新しいiPhoneを持っているからです。
だけど、一時の見栄のためにお金を使っていたことに今では恥ずかしい思いです。
そして、人は誰かと比較もしてしまいます。
みんな持ってるから。逆にまだ誰も持っていないから。
流行物は特に寿命が短いです。
見栄や比較のためにお金を使っているのであれば、それは無駄遣いなのかもしれません。
そうした物やお金で見栄や比較をするよりも、もっと違うことで自分を磨く方が大切なんですよね。
自分は自分。
人とは違って当たり前。
衝動買いをしなくなって、そのことにあらためて気がつかされました。
因みに、私の今のiPhoneは、6plusのまま使い続けています ^^
財布にクレジットカードを入れておかない!
多くの人は財布の中に、クレジットカードも入れていると思います。
以前の私もそうでした。
でも、ある日事件が起こったんです。
財布を公衆トイレに置き忘れてしまい紛失してしまいました。
お金は諦めるしかなかったんですが、一番大変だったのがカード類です。
免許証、健康保険証、銀行カード、会員カード、そしてクレジットカードです。
財布を失くしたことで、私は自分を証明する物を全て失いました。いきなりコンビニで飲み物も買えなくなってしまいました。
そして何よりも、免許証、保険証、銀行やクレジットカードの紛失届と再発行に何日も時間を要してしまいました。
失くしたことと手続きによる精神的なダメージは相当でしたね。
それから、私は財布には銀行やクレジットカード類は入れないことにしました。
万が一、また財布を失くした時に少なくても一文無しになることはないようにしておかなきゃって考えたんです。
最初は紛失した時のためにと考えた策だったんですが、思うわぬ効果も生まれました。
衝動買いをしなくなったんです!
特に高い買い物をしなくなりました。
欲しいと思っても、財布にクレジットカードが入っていないので買えないわけです。
いくら欲しいと思っても、いったんは買うのを保留にせざるを得ないわけです。
保留にしている間に、気持ちは冷静になっていきますので衝動はクールダウンしていきます。
皆さまも、財布からクレジットカードを抜き取ってみてください。
衝動買いは確実に抑えていけますよ。
脳科学者の茂木健一郎先生から教えてもらった衝動買いをなくす方法
脳科学者の茂木健一郎先生から、衝動買いをしてしまう脳の仕組みと抑止方法を教えてもらったことがあります。
衝動買いと云うのは、まさに脳がケイレンを起こしている状態です。
つまり、正常な判断ができなくなっているんです。
欲は脳に快感をもたらします。
だから、その勢いで多くの人は買ってしまうわけです。
では、先生、何か衝動買いを抑える方法ってないのでしょうか?
ありますよ。
脳を冷静に落ち着かせてやればいいんです。
具体的には?
とりあえず食事をする、パン屋かケーキ屋で高い物を買う
例えば、佐藤さんが彼女から高いブランドバッグをねだられたとします。
困った佐藤さんは、いいよって言っちゃうかもしれない。
けど、ちょっと待った!
そんな時には、彼女にこう言ってみましょう。
〝いいよ、でもお腹がすいたから先にご飯を食べに行こうよ。〝
もしくは、
〝ちょっと疲れたから先にお茶でも飲みに行かない?〝
ケーキ屋でもパン屋でもいいので、とにかく行ってこう言います。
〝折角だから高くてもいいから美味しい物を食べようよ。〝
〝この店で一番高いケーキ(パン)を買っていいよ〝
普通のレストランやカフェなら、高いメニューと言っても目が飛び出るほどじゃないでしょ?
ケーキ屋、パン屋で一番高い物って言っても知れてるでしょ?
とにかく、他で贅沢させるんです。
おまけにお腹を満たしてやるんです。
これで脳の衝動はかなりおさまりますよ。
実際に私はこの方法を試してみる機会が2回ほどありました。
2回とも成功しました。
〝じゃあ、さっきの店にもう一度見に行ってみようか?〝って訊くと、〝う~ん、もうちょっと考えてからにする。〝
なるほど、茂木先生の言うとおりになった!って感じました。
衝動的にケイレンを起こしている脳は、何か他の事で落ち着かせて冷静にさせればいいのです。
大きく深呼吸を2,3回するだけでも、かなり落ち着いてくれるよって茂木先生は言っていました。
皆さんも、是非自分も自分以外の衝動買いの予兆があった時には、お試しください。
断捨離の物への執着心を捨てるは間違っている!
やましたひでこさんの「断捨離」の中にこうあります。
物への執着心を捨てましょう!
執着心を持っているから物が増えていくのです。
執着心を捨てて、物を捨てていきましょう。
私はこの「物への執着心を捨てる」という考え方には、少し反対なんです。
むしろ、今の日本人には物への執着心をもう少し持った方がいいと感じています。
要らない物を断捨離で捨てるのは、必ずしも悪いことではありません。
使いもしない物をいつまでもしまい込んでいる方が罪深いことですから。
だけど、断捨離、断捨離と言って、なんでもかんでもすぐに捨ててしまうのはどうなんでしょうか?
まだ充分使える物、まだ充分着れる服たちは、捨てるのではなく、もう一度「活かしてあげる」ことを、まずは考えるべきではないでしょうか?
私は不要になった物を見ると、まずこう考えます。
もう一度使ってやることはできないかな?
もう一度着てみようかな?
それでも自分にはもう必要じゃないと思ったら、できるだけ寄付として送ります。
衣類、バッグ、靴やアクセサリー等のファッション系なら、「古着deワクチン」さんへ。
食器や人形、おもちゃなどは、「セカンドライフ」さんへ。
どちらも、いろいろな方法でお金に換えて、そのお金の一部で難民キャンプやアフリカの子供たちへワクチンや薬を寄贈してくれています。
私たちが使っていない物や着ていない服が、世界の子供の命を救える一助になるとしたら、私は何の罪悪感もなく物とお別れできます。
それは、捨てたのではなく、物を手放してあげたからです。持ち主が私から違う人に変わっただけです。
そして、今の日本人は衝動買いや安易な気持ちで買い物をしすぎていると思います。
〝安いから〝、〝つい買っちゃった!〝
これは、物への執着心が無くなっているからではないでしょうか?
断捨離で云う物への執着心がなくなると、今よりもっと無駄な物を買ってしまうのではないでしょうか?
衝動買い、新し物買いを長年してきた私はまさに物への執着心が足らなかったと感じています。
今だから、それがよく分かります。
物を買う行為は快感です。ストレスや欲求不満も吹っ飛びます。
高価な物を思い切って買った時は、特に快感です。その快感がいつしか病的になってしまうのでしょう。
物への執着心をなくしてはいけません!もっと持つべきです!
買物の時に、執着心を持っていれば、今既に持っている物を思い出すでしょう。
新たに何かを買って帰れば、必ず何かは使わなくなったり着なくなってしまう物が生まれます。
しまい込まれたままになる物の気持ちになってみてください。
あなたが、そのしまい込まれた物だと置き換えて考えてみてください。
洞窟や地下室にず~っと閉じ込められているわけです。
いたたまれないですよね。辛く苦しいですよね。
どうか、物への執着心は捨てずにいてください。
そして、今持っている物たちを大切にしてあげてください。
そうすれば、物欲はおさえられ、無駄な買物はなくなっていくはずです。
無駄なお金の出費も抑えられていきます。
物で心を満たすよりも、心で心を満たしてあげてください。
まとめ
いかがでしたか?私のマイルールは?
私はこのマイルールで、ほとんど衝動買いをしなくなりました。
結局、こうしたマイルールは、言い換えると、
≪買物を面倒くさくする作戦≫なんです。
レジでお金を支払うまでが自分との勝負なんです。
「もう、買うのが面倒くさくなった!」
「もう少し考えてからにしよう!」
自分をそういう気持ちにさせることが大事なんですね。
「衝動買い」は、まさに脳が麻痺したり、冷静さを失っている状態です。
落ち着いて冷静になってみれば、「なんで、あんな物を欲しがったんだろう?」って思うようになります。
落ち着いて冷静になった自分でも、「やっぱり、あれ欲しいな」って感じる物は、本当に必要な物なのかもしれません。
商品は逃げたりしません。
確かに、他の人に買われて無くなることはあります。
だけど、それはそれで「自分には縁がなかった物なんだ」って、私は思うようにしています。
あの商品が買えなかったからって、何日も食欲がなくなるほど落ち込んだり、泣き続けることはないはずです。
それに、あなたに合った物はまた訪れます。
人と人が出会うご縁と同じで、物もご縁なのです。
その出会いを楽しみに待っていればいいのではないでしょうか?
ただし、その出会いの物に出会ったと感じても、もう一度買物ルールに合格できる物なのかを再確認してからレジに向かうことを忘れないで下さいね ^^
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
あとがき
私が提唱しているキセキの片付けとは、<奇跡>と<軌跡>です。
片付けは多くのキセキを生み、育みます。
身の回りを片付けることで、必ずあなたに小さな<奇跡>が生まれます。
そして、<軌跡>とは、「小さな点の集まりがもたらす図形」、「自分が歩んできた足跡」と云う2つの意味があります。
たとえ小さな片付けでも必ずスッキリキレイな環境と云う図形を作っていきます。
たとえ小さな片付けでも続けてることで自分の足跡を残していけます。
<奇跡>や「軌跡>は、幸せをもたらすキセキです。
小さなキセキは意外に自分にも起こせるものなのです。
小さな奇跡の積み重ねが、自分の軌跡になっていきます。