紙類が多くて溢れた家はダニ、ゴキブリ、カビ、ネズミが大量発生・繁殖してしまう理由

紙類が多い家や職場にはゴキブリやダニ、ネズミも多い!
書類ファイリングのプロと同時に、防カビ防虫対策のプロとしても活動している私の持論です。
ゴキブリやダニの駆除剤、殺虫剤で退治しても、紙類を減らす対策をしていなければ効果がありません。
たとえ一旦は少なくなっても、すぐに繁殖しますのでイタチゴッコになるのです。
ゴキブリやダニ、ネズミが繁殖してしまう原因となる元を絶たなければ、あなたの家から居なくなることはできないのです。
今はいなくても紙類が多い環境には必ず奴らはやってきます!
今、虫やネズミでお困りの方やこれからも見たくない方はぜひ読んでみてください。
重要な事をお話ししますので最後まで読み落としのないようになさってくださいね。
目次
紙類が多いとなぜゴキブリやダニやネズミが繁殖するのか?
ご存知の通り、紙は繊維です。
元をたどれば木です。
木の繊維は土や空気中の水分を吸収しているわけです(毛細管現象)。
つまり、木の繊維から作られた紙は湿気をすごく吸収するのが特徴です。
例えば、本棚に並べたまま長い期間読んでいない本や雑誌などを久しぶりに開いてみると、ページがヨレヨレになっていたりしませんか?
古新聞が黄ばんでたり、重く感じるのは空気中の湿気を大量に吸っている証拠なのです。
そうした湿気を含んだジメジメした環境がゴキブリやダニ、ネズミには好都合なのです。
特にゴキブリやダニなどの虫たちはカラカラの乾いた環境では生きられません。
ゴキブリが台所の流しの下や洗面所の洗濯機の下などに多く見られるのは、まさしくジメジメを求めているからです。
ダニが布団や枕、カーペットなどに多いのは、人間の汗の湿気があるからです。
冬にゴキブリやダニが少なくなるのは、空気が乾燥しているからです。
年中乾燥した砂漠には、カビもゴキブリもダニもほとんど生存しません。
ジメジメの湿気こそが奴らの快適な環境なんです。
もうお分かりになっていただけたのではないでしょうか?
家じゅうの紙は常に湿気を吸収してジメジメ条件を作っていくのです。
紙類が大量にあればあるほど、ゴキブリやダニたちの快適な住まいを私たちが提供していることになります。
ネズミは紙をちぎって巣を作ります!
ネズミは哺乳類なので少々乾燥した場所でも生きられますが、違う意味で紙が狙われているのです。
ネズミは天井裏以外にもタンスや食器棚、冷蔵庫の奥などの人間の目が届かない暗い場所に巣を作ります。
子供を産んで育てるための巣です。その巣に紙が使われるのです。
体温調整が不充分な生まれたての子供には紙がいいのです。
紙は重ねると温かいんです。
だから親はその家の本や雑誌などの紙をちぎって集めて巣をつくるのです。
ゴキブリやダニはホコリもエサにする!
ゴキブリやダニは人間よりも遥か昔から生き延びてきた最強の生物です。
だから、生きるためには何でも食べます。
ホコリもエサにします。
特に紙ボコリは大好物です。
紙と紙が擦れると摩擦で紙のホコリが発生します。
トイレの床やトイレットペーパーホルダーのホコリは紙ホコリがほとんどです。
本棚やティッシュの箱についているホコリも紙ホコリです。
紙ホコリもエサにしてしまうゴキブリやダニには人間の家は最高のご馳走がいっぱいなのです。
紙ホコリが多いとネズミも増える!
ネズミはホコリは食べませんが、ホコリが大好きなゴキブリやダニが集まるので、それをエサにするネズミも寄ってくるというわけです。
こうして紙が元になって、虫やネズミが集まり増えていく仕組みをご理解していただけたでしょうか?
ゴキブリやダニは古い本が大好物!
ゴキブリやダニは古い書物が大好物です。
昔の本は、今のように品質の良い紙ではなかったからです。
さらに、昔の紙には薬品で漂白したり、コーティングすることもしなかったので、無農薬食品みたいなものです ^^;
そして、昔の本はページを束ねるために使う接着剤も動物性のモノを使っていたので余計に美味しいんだと思います。
昔の本のページがバラバラになっているのは、ゴキブリが接着剤を食べてしまうからです。
長い間、誰も見たり読まない百科事典や美術大全集などは、もしかするとゴキブリやダニの温床になっている可能性があります。
そうした意味からも、飾っているだけの本は早々に手放した方が賢明です。
ゴキブリやダニは段ボールが大好き!
ゴキブリやダニたちは段ボールが大好きです。
段ボールの緩衝のために施しているジャバラになった穴の中が快適空間なんです。
冬は暖かいし、紙と云うエサは豊富だし、何と言っても人間に見つかりにくい空間だからです。
あの空間の中に卵を産みつけたり、幼虫はそこで生息しています。
勇気がある人は、段ボールの表面の紙だけをはがしてみてください。
もしかしたら、おぞましい実態を見ることができるかもしれませんよ~
段ボールはいつまでも家の中に置きっぱなしにしてはいけません。
ネットショッピングで買った物が段ボールで送られてきます。
引越しで段ボールを大量に使います。
缶ビールやペットボトル飲料のケース買いは段ボールで梱包されています。
中身を速やかに出して、空の段ボールは一刻も早く家の外に出して処分してしまいましょう!
紙類を置きっぱなし、山積みにしていませんか?
食卓の上、床の上、デスクの上、キッチンカウンターの上、本棚などに、紙を置きっぱなしや入れっぱなしにしていませんか?
引出しの中、カバンの中に紙を詰め込んでいませんか?
紙類は放置しておくと、ドンドン大量に溜まっていきます。
もしかすると、ゴキブリやダニ以上の繁殖力かもしれませんね ^^;
1枚の紙は薄くて軽いモノですが、ため込むと厄介な相手になります。
そして、紙類は必ず家庭でも職場でも毎日増えているモノです。
だからこそ、毎日の整理が大切なのです!
あえて、何度も申しますが、紙類をため込むとそこはゴキブリやダニの温床になってしまいます。
ペットとして一緒に飼いたいわけじゃないと思います ^^
ブリーダーとして繁殖させたいわけじゃないはずです ^^
紙類をため込むことは絶対にやめてください。
特にお子さんがいらっしゃるご家庭ではアレルギーの原因になってしまいます。
ご家族の健康のためにも、ぜひ衛生的な環境を作ってさしあげてください。
見ない・読まない・役に立たない紙はただのゴミです!
ペーパーレス運動、過剰包装廃止など紙を減らす運動はずいぶんと前から言われていますが、日本は全然改善されていません。
むしろ、増えているのが現状です。
紙類は自分だけが増やしている犯人ではありませんよね。
DMやチラシ、FAX、包装紙、学校や地域から配られるプリント・・・、自分が望んでいないのに増やされてしまっているのも紙類です。
だからこそ、毎日の不要な紙類だけでも処分しておかなくてはいけません。
それを放っておくと紙の山です。
見ない、読まない、役に立たない紙はただのゴミです!
もしかしたら・・・、いつか・・・で取っておこうとするのでため込んでしまうのです。
今の時代、万が一あとで必要になったとしても何とかなるんです。
私はマイナンバーの通知カードを間違って捨ててしまったけど、再発行してもらい何とかなりました ^^
今必要のない紙類はゴミです。
なんとかなる精神で紙類を整理していきましょう!
ティッシュ、トイレットペーパー、キッチンペーパーのまとめ買いは危険!
安いからとか、ポイントが5倍デーだからと言って、紙製品を買いだめするのは本当に危険です。
ビニールで包装された状態だと、気温によって結露します。中の湿気は外に出ていきにくいので紙の中に吸収されます。
まだ使っていないのに紙製品は湿気てしまうのです。
もうお分かりですよね?
カビはもちろん、奴らが集まってきます。
そんな紙で肌や食器などを拭けますか?
そろそろ無くなりそうなタイミングで買うようにして、常に新鮮な紙を使うようになさってください。
場合によっては、無くなってから買っても遅くはないのかもしれません。
例えば、ティッシュが無くなったら、ポケットティッシュやトイレットペーパーで代用すればいいだけです。
〇〇用にこだわりすぎる日本人は工夫する力が無くなってしまったと言われています。
1つのモノをアレンジするアイデアは、モノを厳選していけます。
モノを厳選することこそ、整理力です。
まとめ
いかがでしたか?
ゴキブリやダニ、ネズミと聞くだけで鳥肌が立つお話でしたが、避けては通れない事実です。
そして紙なくして生活ができないのも事実です。
だからこそ、紙類の整理やファイリング方法を身につけておくことが重要なんです。
私の持論ですが、紙類の整理をマスターした方は、他のモノの整理も得意になれます。
それだけ、紙類は厄介な相手なんです。
あなたの家庭や職場の整理の第1歩を紙類から始めてみるのもオススメします。
同時に正しいファイリングを身につける事で、収納のスキルもアップします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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