整理の達人 整理ist佐藤亮介の極意|整理や片付けで一番大切な事と上達できるコツとは

【はじめに】
私が提唱しているキセキの片付けとは、<奇跡>と<軌跡>です。
片付けは多くのキセキを生み、育みます。
身の回りを片付けることで、必ずあなたに小さな<奇跡>が生まれます。
そして、<軌跡>とは、「小さな点の集まりがもたらす図形」、「自分が歩んできた足跡」と云う2つの意味があります。
たとえ小さな片付けでも必ずスッキリキレイな環境と云う図形を作っていきます。
たとえ小さな片付けでも続けてることで自分の足跡を残していけます。
<奇跡>や「軌跡>は、幸せをもたらすキセキです。
小さなキセキは意外に自分にも起こせるものなのです。
私は整理のスペシャリスト、整理ist 佐藤亮介です。
*「整理ist(セイリスト)は私の登録商標です。
全国でも3%しかいない男の整理収納アドバイザー1級と協会認定の講師として活動しています。
これまでに多くの方の整理をお手伝いしてきました。講演や研修、セミナーでもいろいろな方とお話をしてきました。
多くの方がモノの整理をする過程で大切なことに気がつかれていないことがあります。
私自身が物を整理する際には、この大切なことを絶対に忘れないようにしています。
それは、整理術や収納術のような「技」や「テクニック」ではありません。
若干、精神論に思われるかもしれませんが、とても重要なことなので読んでみていただけないでしょうか?
きっと多くの方が忘れていたことに気がつかれるはずです。
最後までお付き合いください。
*大切なお話を書いていますので、読み落としのないようにスマホのスクロールはゆっくり動かしてくださいね。
目次
整理ist 佐藤亮介の自己紹介から
2009年:整理収納アドバイザー1級取得
2010年:協会認定講師資格を取得
*整理収納アドバイザーとは、ハウスキーピング協会が認定している資格です。現在全国に約11万人の方が資格を取得されています。
私は全国でも3%しかいない男の整理収納アドバイザー1級取得者です。
整理のスペシャリストでありたいという思いを込めて、整理ist(セイリスト)という肩書で活動をしています。
*整理ist(セイリスト)は登録商標になっています。
お菓子メーカーの商品開発、流通業界で食品バイヤーを長年務め、その後独立して食品メーカーの新商品開発や外食チェーンのメニュー開発などをサポートしてきました。
より詳しい私のプロフィールは▼をご覧ください。
整理ist 佐藤亮介のプロフィールはコチラをクリックしてご覧ください。
私は物が捨てられないモノ屋敷の住人でした!
私は決して昔から物がスッキリとキレイな暮らしをしていたわけではありません。逆に物が捨てられない男だったので、物だらけのモノ屋敷に住んでいました。
物を置く場所や収める場所がなくなり、その都度より広い物件を探して引越しを繰り返しました。最終的には、3LDKの一軒家に1人で住んでいました。
ある日、過労から突然死を経験しました。
でも、今こうして書いているのは幽霊ではありません ^^;
奇跡的に命をもう一度もらえてこの世に戻ることができました。この貴重な体験をきっかけに、自分の家の中や物と向き合い、自分の生き方や暮らし方を変えていくことにしました。
当時は、整理や片付けのセミナーや教えてくれる人はいませんでしたので、我流でやるしかありませんでした。
我流はやはり上手くいきませんでした。一度捨てても、また拾いに行ったり、人にあげても売っても、また取り戻したりの連続でした。
少し減ったと思ったら、また要らない物を買ってきたりもらってきたり・・・・・・、リバウンドの連続でした。
それでも、最後にもう一度覚悟を決めて、心を鬼にして物を捨てていきました。
その結果、物は今までの10分の1くらいまでに減らせることができました。
本当に苦しかったし辛い毎日でした。
だから、私は物が捨てられない人の気持ちは理解できているつもりです。そして、いきなり物を捨てることから頑張ってしまうと余計に上手くいかないことも体験してきました。
「整理」は知れば知るほど、やればやるほど、奥が深くて今でもまだ学びの中です。
こうした経験や学びから、私は「整理」にとって最も重要な極意を知ることができました。
分かっているようで、実は多くの方も気がつかれていないことです。
ちょっぴりでもあなたのお役に立てるようにお話を続けさせていただきます。
整理とは「捨てる」ではなく、「厳選する」ことです!
断捨離のブームによって、「捨てる」だけがクローズアップされすぎている気がします。
だから、余計に物が捨てられない人にはストレスが溜まってしまって前に進めなくなっています。
整理と断捨離は違います!
整理とシンプルライフやミニマリストは違います!
確かに物が少なくなれば、気持ちもいいし、あと片づけも掃除も何もかもがラクになります。
だけど、物が捨てられない人にいきなり「捨てましょう!」、「シンプルにしましょう!」は、高すぎるハードルですよね。
整理とは、物を厳選する作業です。
服や食器などの「数」が少ないことが重要ではなく、それらの物が厳選されているかどうかが重要なんです。
「厳しく選ぶ」と書くように、自分にとって本当に必要な物なのかどうかをちゃんと物と向き合って判断しているかどうかです。
服が100枚200枚あってもいいんです。その服全部をあなたがちゃんと着ていれば何枚でも構わないということです。
「整理」の第一歩は「厳選する」からです。そこには「捨てる」はありません。
まだ捨てなくていいんです。捨てちゃダメなんです。
まだ心の準備ができていないのに、無理やり捨てようとするから拒否反応や後悔をしてしまうのです。
「捨てる」はあとまわし。
まずは、物と向き合って、選んで分けていくことから始めていきましょう!
選ぶ基準はあなたの基準でOK!
●良く使っている
●良く着ている
●気に入っている
●役に立っている
●好き!
●なくちゃ困る
あると落ち着く
分ける基準にひとつの答えはありません。
私と同じ整理収納アドバイザーからスタートして、今世界のコンマリとして活動している近藤麻理恵さんは「ときめき」を基準にした本が大ヒットしました。
日本人は何かヒットしたりブームが起こると、それしか答えがないと錯覚や洗脳されてしまいます。あくまでも「ときめき」は、物を厳選する時のひとつの分ける基準にすぎません。
「ときめき」の基準なら自分はできそうだと思う方は、それがあなたに合った基準ということです。
【整理の極意】自分以外の人に答えはない!答えは自分の中にしかない!
私は整理istとして、多くの方をサポートしていますが、あくまでもお手伝いの役目です。整理や片付けの代行をしているわけではありません。
物を厳選する「整理」の作業において、あなたが持っている物に対して答えが出せる人は、私ではなくあなたしかいないのです。
最近流行っている「代行会社」に丸投げして、あとで後悔したりリバウンドしている方は自分で答えを出していないからです。
自分以外の人の基準で判断させてしまったツケです。
ひとつの物、1枚の服が必要なのか、もう必要じゃないのかの本当の答えを出せる人は、他人の中ではなく、あなたの中にしかありません。
それこそが、自分と物がちゃんと向き合っているという状態なんですよね。
整理の極意の第一歩は、「自分で答えを出す」ことです。
【整理の極意】自分に嘘をつかない!自分に正直になりましょう!
人は自分には正直になれるはずなのに、時々自分にも嘘をつくことがあります。
誤魔化してみたり、現実から逃避してみたり、言い訳をしてみたり・・・・・・
自分に嘘をついても自分が苦しくなるだけです。もっとつらい思いをするだけです。
自分には正直に向き合うことが「整理」には重要なことです。
長い間着ていない服があるとします。
●いつか着るかもしれない
●部屋着にすればいいか!
●痩せたらまた着れるかも
●何年かしたらまた流行になるかも
●友達がいるって言うかも
これって、正直な自分の姿でしょうか?
もしかすると、自分に嘘をついたり誤魔化している姿ではないですか?
本当のあなた自身ではないはずです。
先程お話ししました「自分の中に答えを見つける」ためには、自分には嘘をつかないでください。自分にだけは正直になってください。
嘘をついても誰もあなたを責めたりはしないでしょう。だけど、あなたはあなた自身を責めることになってしまかもしれません。
自分で自分を責めることほど、辛くて苦しいことはありませんよね。
私は間違った整理をしていた長い間、ずっと自分を苦しめていました。そのストレスで倒れて寝込んだこともあります。
あなたに絶対にそうなってほしくありません。
自分に正直になって、物と向き合い、自分で答えを出す!
これこそが、私がたどり着いた整理の極意です。
当たり前かもしれませんね。分かりきったことかもしれませんよね。
でも、この極意を本当に分かっている方は少ないのです。
試しに、ずっと着ていない服でも、食器でもいいので手に取ってみてください。
いつか着る(使う)かも、もしかしたら着る(使う)かも、まだ着れる(使える)かも・・・・・・
「いつか」とか「もしかしたら」とか「まだ」とかが上についたり、「・・・かも」がお尻についた言葉が心の中に浮かんだり、口から出た方は、まだ自分に正直に向き合って、本当の答えが出せていない状態です。
充分にご理解していただけなかった方は、もう一度最初から読んでいただけませんか?
あなたの中に必ず答えは見つかるはずですから。