片付けは、どこから・何を・どうする?の手順が分からない時は付箋紙整理ゲームをしよう!

【はじめに】
家の中が物だらけ、部屋中が散らかってる。
でも、自分は片付けが苦手で、どこから・何を・どうすればいいのか?が分からない。
だから、目につく場所や物から、やみくもに片付けを始めているけど、いつも途中で挫折してしまっている。
もしも、自分の事を言われている気がするという方は、ぜひ私の付箋紙整理ゲームをお試しください!
目次
片づけ下手の人の特徴
気が散りやすいタイプ
片付けが下手だと思っている人の特徴の1つは、
あっちもこっちも気になる!
という気が散りやすいタイプの人です。
気持ちはよく分かるのですが、結局どこも中途半端な片づけに終わってしまいがちなんです。
例えばこんな感じ・・・
食卓の上を片付けてて、キッチンカウンターの上に目が留まります。食卓はこんなものでいいかとカウンターの片付けに移動します。
今後はテレビ台が気になって、そっちに移動。
床に置きっぱなしの雑誌や、脱ぎっぱなしの服も気になりはじめます。
自分では、頑張って部屋を片付けているつもりなんだけど、全然キレイになっていないことに気がついてガッカリ。
無駄な時間と疲労をしてしまったと、「もう片付けなんてやりたくない!」、「やっぱり私には無理!」って、せっかくのやる気スイッチがオフになります。
移り気タイプの人
または、こういうタイプも少なくないです。
こんな感じです。
食卓やベッド、ソファ、床に置きっぱなしの雑誌やマンガを片付けようとして、ついそのまま読みふけってしまう人。
CDやDVDを整理しようとして、聴いたり観たりしてたら、そのまま時間が過ぎてしまう人。
脱ぎっぱなしの服を片付けようとして、またはクローゼットの服を整理しようとして、いつの間にか鏡の前でファッションショーが始まってしまう人。
いわゆる、移り気タイプの人です。
ハッと気がつくと、自分は何をしていたんだろう!って、ガックリ。

こういう2つのタイプの人って、少なくないのではないでしょうか?
一番の原因は、いきなり片付けを始めてしまうからなんです。
まずは、頭と体の準備をしておかなくては、無駄な時間や労力に終わってしまうのでご注意ください。
どこから?何を?どうする?が分からないのでは?
多くの方が私にこうおっしゃいます。
私は、どこから、何を、どうやって片づければいいのかが分からないんです。
つまり、片付けの第1歩が分からないということですね。
さらに、片付けていく順番も分からないということなんです。
そのため、目に見える所から闇雲に片付けを始めていき、結果的にどこも片づいていないということになるのです。
そこで、何から片づけ始めればいいのか?、片付けの順番が分からないというお悩みを解決できる方法をアドバイスしています。
付箋紙ゲームで解決!
私は付箋紙を使って、ゲーム感覚で、「どこから・何を・どうする」が自分でもハッキリと分かる方法をレクチャーしています。
秘訣は「書くことを面倒くさがらない」これだけです。
①付箋紙を用意します。
②1枚につきひとつ、自分が悩んでいたり、ストレスを感じているモノや場所、解決したいモノや場所を書いていきます。
注意点は、1枚にいくつも書かないことです。たとえば、「デスクの上と引出しの中がモノだらけ」、「書類と文房具がぐちゃぐちゃ」などはダメです。
「部屋をキレイにしたい」「キッチン全体を片づけたい」も範囲が広過ぎてNG です。
また必ず自分のことについて書いてください。自分以外の人の物は対象外です。
③書いた付箋紙はA4用紙に貼っていきましょう。
④全部見渡して、自分ランキングを考えます。
すぐやりたい、すぐできそうなどの基準でいいです。
悩むときは、ひとまずベスト5だけ決めましょう。すぐにできそうなことから選んでいくほうがいいですね。
残りは5 つが解決したあとで考えればいいです。
⑤自分ランキング順に並べていきます。
⑥順番が決まったら、付箋紙を重ねましょう。
上からベスト1、2となっているはず。これで準備完了です。
それがあなたにとっての「何から?」「どこから?」です。
付箋紙の一番上から順番に自分の課題を解決していきましょう。
解決できたら、その付箋紙は捨ててください。もうあなたには不要です。
付箋紙を重ねたことには理由があります。
用紙に並べて貼ると、他の付箋紙が目に入って、「やっぱり、こっちかな?」とか「こっちもやらなきゃな」とせっかく決めたランキングが揺らいでしまうからです。
問題解決は横並びではなく、今やるべきことはひとつだけの縦並びが絶対にオススメです。
万が一、途中で新たな付箋紙を増やすことになっても、付箋紙は何度も貼り直しができるので便利ですよね。
付箋紙は貼りまくってはいけません!
そこらじゅうに付箋紙を貼りまくる人がいますが、これでは、これからやるべきことが全然整理ができていません。
そもそも、既に済んだ付箋紙ははがして処分しなければ、ドンドン増えていくばかりです。
まとめ:
いかがでしたでしょうか?
自分がやるべきことをタスクと言いますが、このタスクを整理整頓することも片付けの一部なのです。
だから、こうした作業を面倒くさいと思っては片付けは上手になれません。
広範囲で散らかっていたり、物がいっぱい溢れている状態でしたら、1時間でも全てをキレイにすることは難しいでしょう。
一気にやってしまいたい気持ちもよく分かりますが、一気にやってしまった人ほど、のちのちのリバウンド率が高くなることも分かっています。
大事なことは、コツコツとなのです。
コツコツの作業の中で、自分と向き合う時間が持てることで、リバウンドもしなくなるのです。
まさに、ココでご紹介した付箋紙ゲームの整理・片付け法は、コツコツ片付けの第1歩であり、練習にもなります。
仕事にも、勉強にも応用できます。
やらなければいけない仕事や勉強のタスクを付箋紙に1枚ずつ書いてみてください。
あとは、先ほどの③~⑥をしてみましょう。
頭の中もスッキリ整理整頓ができるので、追い込まれ感からも解放されるはずです。
何事も、≪急がばまわれ≫です。≪急いては事をし損じる≫とも言います。
焦ってミスをしてしまう方が、かえって時間がかかってしまうことだってあります。
片付けも仕事も勉強も、計画的にコツコツと、そして最後まで完了させることが大事です。
ご参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あとがき|キセキの片付けとは?
私が提唱しているキセキの片付けとは、<奇跡>と<軌跡>です。
片付けは多くのキセキを生み、育みます。
身の回りを片付けることで、必ずあなたに小さな<奇跡>が生まれます。
そして、<軌跡>とは、「小さな点の集まりがもたらす図形」、「自分が歩んできた足跡(contrail)」と云う2つの意味があります。
たとえ小さな片付けでも必ずスッキリキレイな環境と云う図形を作っていきます。
たとえ小さな片付けでも続けてることで、自分の足跡(contrail)を残していけます。
<奇跡>や「軌跡>は、幸せをもたらすキセキです。
小さなキセキは意外に自分にも起こせるものなのです。
小さな奇跡の積み重ねが、自分の軌跡になっていきます。